以前、
女優のアンジェリーナ・ジョリーが、
自分の遺伝子異常が分かったため、
2013年、乳がんになる前に、
両乳房の切除手術を受けて、
大きなニュースになりました。
アンジェは、2015年には、
両側の卵巣・卵管の切除もしています。
http://president.jp/articles/-/15072
これは、
BRCA1というガン抑制遺伝子に
変異があり、
何もしなければ87%の確率で
乳がんを発症し、
50%の確率で卵巣がんになると
予想されたからです。
そんな、
アンジェの決断が、ちょっと早すぎた?
かもという「新薬」が日本で承認されました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180524-OYT1T50007.html
その薬は「リムパーザ」
英製薬大手「アストラゼネカ」が
開発した飲み薬で、
今年4月に、厚労省が承認、
再発卵巣がん向けに保険適用され、
さらに、
遺伝子BRCAが原因で発症する
国内初の「遺伝性がん」の治療薬として、
早ければ6月にも正式承認され、
保険適用になるとのことです。
プラセボ効果のようなものですが、
遺伝子異常による
「ガンになるかもしれない」との恐怖から、
ガンの発症が早まるかもしれません。
乳房や卵巣を切除していれば、
ガンの恐怖感から開放されますし、
ガンになってからの苦しみも
軽減されるかもしれませんから、
アンジェの決断もありだったのかも
しれませんが・・・
ガンの治療法は、劇的にすすんでいます。
来月6/1~、
世界最大のガン学会ASCO(アスコ)が
アメリカで開催されます。
日本では、
6/2-3に、淡路島で、最先端がん治療の
新学会がスタートします。
https://goo.gl/houPvP
4年前に、
オプジーボが発表され、
「免疫療法」という
一大旋風を巻き起こしました。
オプジーボが登場するまで、
日本の医者さんのほとんどは、
「免疫療法なって、インチキだ!」
とのたまっていましたが、
今は、手のひら返し。
6月には、また、
すごい発表がありそうです。
情報を仕入れたら、またお知らせします。