今や「日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡する」と言われています。仮にがんになった人が全員働かなくなった場合の労働損失は、年1.3兆円超との推計もあります。
個人の経済的、精神的な損失、その人を支える家族や企業の損失、また、医療を支える国家財政の損失。がんは、巨大な経済的損失を生みます。
その一方で、がんの特効薬は、巨額な利益を生み、企業の業績、株価を大きくアップさせることも事実です。
アメリカのがん学会(ASCO)が、世界中の投資家までも参加し、大規模化している様子を見れば、がんマーケットは、インターネット、仮想通貨、AI、遺伝子と同様に、巨大なマネーマーケットとなっています。
このように、がんに関する「経済効果」は、マイナスも、プラスも、年々巨大化しています。
そんな「がん治療」に関しする最新ニュースと、最先端のがん治療に挑戦する医師のインタビュー、がんサバイバーのインタビューを随時掲載していく、
日本初のがん専門の経済新聞が「がん経済新聞」です。
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編集長、主筆:がん経済新聞 持田騎一郎(2018年6月)
1、「がん治療」は、経済問題
日本では、がんの死亡者数が激増する一方、
毎日のように、さまざまな「がん」治療法が登場しています。
個人だけでなく、家族、企業、国家の財政が、左右される病気
それが「がん」です。
2、がん治療は、「戦争」
「がんに、一番効果のあるものは何か?」
という旧態依然の1点突破的な思考方法では、もはや「がん」を克服できない時代です。
がん治療は、「戦争」です。手段を選ぶべきではありません。
「がん」という敵の特性を理解して、あらゆる攻撃方法、武器を選ぶべきです。
「がん」もいろいろな人種(?)がいます。性格も違います。
なおかつ、患者さんという「戦場」の環境に合わせた、カスタマイズが必要となります。それは、年齢、体調であったり、経済的負担などであったりします。
3、医師と患者という両サイドの取材
私たちは、日本だけでなく、世界中で、
標準治療だけに固執しない医者のインタビューを積極に行い、
最新の治療法を探るとともに、
がんから社会復帰した「がんサバイバー」の方へのインタビューをし、
自分に最適な治癒方法をどうやってみつけたのか?
食生活や生活習慣で注意したことは何か?
などを取材します。
医師と患者という両サイドの取材を通して、がん治療の今を探ります。