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本庶佑 有志基金の募集~がん研究者の支援。1000円からOK、目標500億円

ノーベル賞受賞科学者の本庶佑先生が、「がん免疫療法」を研究する若手研究者を支援するための基金を設立しました。

個人1000円から、1回、毎月、年1回、年2回など寄付できます。

申し込みは、

本庶佑有志基金(京都大学)


【無料動画】がん免疫療法登場で変わる統合医療


【News】がん関連 最新ニュース

小児がんの重粒子線治療費を最大全額補助する制度 大阪府が全国で初めて(2019/04/02 MBS)

先端医療の重粒子線治療について、大阪府は公的医療保険が適用されない15歳未満の小児がん患者を対象に、治療費を公費で負担する制度を始めました。

大阪重粒子線センターでは、放射線をがん細胞に集中して当てる重粒子線治療を行っています。副作用が少なく短時間で治療できますが、公的医療保険が適用されない腎臓や肝臓がんには、多額の治療費が必要でした。

日本人向けがん予防法 国立研究センターがまとめ公開(2019/04/02 中日新聞)

国立がん研究センター(東京)が、国内の疫学研究を基にまとめ、インターネット上などで「日本人のためのがん予防法」として紹介している。

 がんは、感染をはじめ、さまざまな要因が絡まって発生するが、中でも大きいのは生活習慣とされる。同センターが挙げるのは喫煙と飲酒、食生活、運動不足、体形の5つ。「がん予防法」ではそれぞれについて、禁煙、節酒、適正体重の維持などリスクを下げるのに効果的な健康習慣を提案している。

全身性エリテマトーデス、新薬開発に横たわる大きな課題(2019/04/02 AnswersNews)

全身性エリテマトーデス(SLE)は、病原性自己抗体産生と免疫複合体の組織沈着を特徴とする自己免疫疾患だ。SLEは、筋骨格系や皮膚粘膜系に症状が表れることが最も多いが、病態は極めて不均一で、診断が遅れることも少なくない。腎臓、中枢神経系、心臓など、筋骨格系や皮膚粘膜系以外の臓器に障害がみられることも多い。

今のところSLE治療用に正式に承認された薬剤はグラクソ・スミスクラインの「ベンリスタ」しかなく、大きなアンメットニーズが残されている。

国がんと富士フイルムがリポソーム活用した免疫療法で共同研究開始(2019/04/01 ミクスonline)

国立がん研究センターと富士フイルムは3月26日、リポソーム製剤を活用した共同研究を開始したと発表した。リポソームは、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)技術の一つで、富士フイルムが高度な技術・ノウハウを有する。国立がん研究センターの最先端の免疫細胞解析技術などを組み合わせて、新たながん免疫療法の開発を目指す。

メソテリンを標的とするCAR T細胞ICasM28zが胸腔内投与で固形癌に効果、抗PD-1製剤併用で高い奏効率(2019/04/01 日経メディカル)

癌細胞の多くで発現する膜たんぱく質メソテリンを標的としたキメラ抗原受容体発現T細胞(CAR T細胞)が、悪性胸膜中皮腫や乳癌、肺癌の胸膜への転移などの悪性胸膜疾患(MPD)に有効である可能性が明らかとなった。

日立製作所 iPS細胞大量自動培養装置(2019/04/01 日刊工業)

日立製作所は、臨床に使用するiPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量に自動で培養できる装置「iACE2(アイエースツー)」を製品化した。

胃がんと肝がん、大きく減少 臨床医が誇らしく思う理由(2019/04/01 朝日)

せっかく他の国と比較できるので、とくに日本で減っている胃がんと肝がんについてのグラフ(男性・年齢調整後)も紹介しましょう。

【関連】がんで亡くなる人が多いのは 検診を受けないから?(2019/03/25 朝日)

がんと生活習慣病の在宅リスクチェックサービス「おうちでドック®」のサービス刷新と拡充 ハルメク・ベンチャーズ(2019/04/01 PR TIMES)

「おうちでドック」は、2017年11月に、日本初として、自宅で数滴の血液と尿を採取し、郵送することでがんと生活習慣病のリスクチェックを行い、医師が無料電話で個別相談に乗ってくれるヘルスチェックサービスとして販売開始したサービスです。

2019年3月現在で購入者数が1万4千名を超えました。

がん治療の前に 妊娠能力を守る 受精卵や卵子を凍結 「若い世代の選択肢に」 九大病院が院内連携 1年で7例(2019/04/01 西日本)

がんの治療を受ける若い患者に、妊娠する能力「妊よう性」の温存を提案する試みが広がっている。九州大病院(福岡市東区)では昨年4月から、産科婦人科を中心に診療科の枠を超えて連携し、1年で7人の卵子や受精卵の凍結が実現した。2019年度中には県内の関係医療機関にも連携を広げる予定。

 国立がん研究センターの推計では、日本で1年間にがんと診断される40歳未満は約2万3500人。医療技術の進歩で経過が良くなり、治療後に妊娠、出産を望む人も増えている。ところが、化学療法(抗がん剤)や放射線治療は生殖機能に影響が及ぶことがある。

「前立腺がん」治療最前線 ロボット手術で合併症軽減する例も(2019/03/31 AERA)

男性のがん患者数の第4位を占める前立腺がんは、どのステージでも治療の種類が多い。最初に選択されることが多い手術。手術支援ロボット「ダビンチ」を用いたロボット手術が2012年に保険適用になり、現在では手術の主流になっている。

遺伝子でわかる、がんの「最適解」 検査機関マップ(2019/03/31 日経産業)

「あなたのがんに効果が期待できる薬がありました」。東京都内で自営業を営む小林和明さん(67)は、通院先の大学病院の医師からこう告げられた。小林さんは肺がんを患っている。今回の受診は約1カ月前に受けたパネル検査の結果を受けたものだ。

医師が提案した薬は、中外製薬のアレセンサだった。「ALK」という遺伝子異常がある患者に効く。

「家族歴で認知症のリスク増、遠い親戚でも」米ユタ大学研究(2019/03/31 @DIME)

認知機能が低下した祖父や、物忘れのひどい大叔父がいる人は、自身もアルツハイマー病を発症するリスクが高まる可能性がある。特に、近い親戚に患者がいる場合はその可能性が高い―そんな研究結果が、米ユタ大学教授のLisa Cannon-Albright氏らにより発表された。

解析の結果、親やきょうだいといった第一度近親者にアルツハイマー病患者が1人以上いると、自身もこの疾患を発症するリスクが1.7倍であることが分かった。

第一度近親者に患者が2人以上いる場合には、このリスクは約4倍に増大し、4人以上の場合は14倍にも上っていた。

【関連】Having great-grandparents, cousins with Alzheimer's linked to higher risk(2019/03/13 Medicla press)

「効かない認知症薬」が不用意なアルツハイマー病認定を生み、薬害認知症を作っている可能性(2019/03/31 Yahoo)

問題を提起した精神科医師・小田陽彦さんの指摘する内容は:

1)アルツハイマー治療薬なるものが処方できるようになった1999年以降、アルツハイマー病と診断される認知症患者の割合が不自然に激増していること

2)アルツハイマー病の診断前に適切な血液検査が行われておらず、不適切な抗認知症薬を処方されている危険があること

3)現在処方される4種類の抗認知症薬の試験結果を見ると、多くの試験で抗認知症薬の効果は偽薬を上回らず、不合格であること

第一三共の新薬に、英アストラゼネカ社が7600億円投資(2019/03/29 日経)

第一三共は29日、新型の医薬品の開発・販売で英アストラゼネカと提携し、最大69億ドル(約7600億円)を受け取ると発表。

対象の薬は第一三共が開発中の「トラスツズマブ・デルクステカン(開発名DS―8201)」。2019年度前半に乳がんを対象に米国で承認を申請する計画で、肺がんや胃がんの臨床試験(治験)も実施中だ。

提携では今後の治験などの費用を両者で折半する。売上高については、日米欧が第一三共、中国や豪州などその他の地域はアストラゼネカがそれぞれ計上する。第一三共はがん治療薬の経験がほぼないが、アストラゼネカは収入の3割をがん治療薬で稼ぐ。

【関連】第一三共「がん」に傾注 鮮明に…R&D投資枠を拡大「25年度に5000億円事業」の青写真(2018/11/05 AnswersNews)

萩原健一さん急死 希少がんGISTと闘い前々日までジム通い(2019/03/29 Yahoo)

歌手で俳優の萩原健一さん(本名・敬三)が26日、都内の病院で、消化管間質腫瘍(GIST)のため亡くなったことが28日、分かった。68歳。

GISTは、10万人に1~2人と少ない、希少がん。粘膜の下に腫瘤(しゅりゅう:こぶ、かたまり)状の病変を形成する粘膜下腫瘍の1つ。

【関連】GIST(消化管間質腫瘍)とは(国立がん研究センター)

血液のサイトカイン濃度で、大腸がんの進行状態が予測できる? 信大教授ら確認(2019/03/30 信毎WEB)

信州大繊維学部の山口昌樹教授(56)=生体工学=と信大病院信州がんセンター長の小泉知展教授(61)らの研究グループが、大腸がんの発症や進行に応じて体内のタンパク質の一種「サイトカイン」の濃度が変化することを確認した。血液や唾液に含まれるサイトカインを調べることで、特定部位のがんの早期発見や治療の効き目を確認できる可能性があるという。

免疫が自分の体を攻撃、涙や唾液減るシェーグレン症候群とは(2019/03/30 朝日)

口や目の乾燥、関節の痛みといった症状が出るシェーグレン症候群。国内に7万人の患者がいるとされていますが、潜在的な患者も多いと考えられています。

――どのように治療しますか。

 残念ながら根治する方法はまだありません。乾燥症状を和らげて生活の質を高めるための対症療法が中心です。唾液の分泌を増やす薬もあります。ドライアイには目薬を使います。

 全身の臓器に表れる症状に対しては、ステロイドや免疫抑制薬による治療が中心となります。最近は根治をめざし、免疫に関わるT細胞やB細胞などを標的とした生物学的製剤を用いた臨床治験が世界で進められています。

がんは不幸? 闘病の電通社員、偏見変えるプロジェクト「ラベンダー・リング」(2019/03/29 朝日)

電通社員、御園生泰明(みそのう やすあき)さん(41)は2015年10月に肺腺がんと診断された。

上司の月村寛之さん(51)に「パフォーマンスは落ちるかもしれないですが、この仕事が好きだから働き続けたい」と相談すると、通院と両立できるように仕事を調整してくれた。また御園生さんの写真と「FIGHT TOGETHER(共に闘おう)」という言葉を印刷したステッカーを作り、パソコンに貼ったり周りに渡したりして、応援する雰囲気を社内で自然に広めてくれた。

ミトコンドリアの融合因子MFN2の機能不全と神経変性疾患の関係を解明(2019/03/29 筑波大学)

筑波大学 生命環境系 石川香助教は、武田薬品工業株式会社及び藤田医科大学との共同研究により、ミトコンドリアの融合因子MFN2の機能不全が神経変性を誘導することを発見しました。

この変異体を出生時から発現させると、急性かつ重篤な神経変性が起こりました。一方、同じ変異体を成体になってから発現させると、緩やかに進行する神経変性が誘導され、ヒトの神経変性疾患と類似した認知機能低下や運動機能障害が現れました。

 

喫煙と免疫、影響を分析 京産大・竹内実教授教授(2019/03/29 毎日)

喫煙が免疫系に及ぼす影響を研究する京都産業大の竹内実教授(生体防御学)が、科学的な実験データを基に喫煙と免疫、がんのネットワークを解説した「喫煙を科学する タバコ、がん、免疫の知られざる関係」(北隆館、3240円)を出版した。

放射線科編/がん検診と骨粗しょう症(2019/03/29 佐賀新聞)

がんは全身のあらゆる場所に発症する可能性がありますから、総合的にチェックしてください。有用なのがPET–CTによるがん検診。がん細胞がブドウ糖を多く取り込む特徴を生かした検査で、一度に全身をチェックし、がんの有無を調べます。所要時間は約2時間。約6㍉のごく初期がんも発見できます。

日立 再生医療に活用できるiPS細胞大量自動培養装置を製品化(2019/03/28 MONOist)

日立製作所は2019年3月11日、iPS細胞大量自動培養装置「iACE2(アイエースツー)」を製品化したと発表した。既に第1号機を、大日本住友製薬の再生・細胞医薬製造プラントに納入している。2019年3月末に第2号機を納入する予定で、大日本住友製薬が取り組む再生医療事業の商用生産体制の確立を支援する。

 iPS細胞は傷病などで傷ついた細胞を補う再生医療などへの活用が期待されており、実用化に向けた取り組みが急速に進んでいる。一方、iPS細胞の培養は熟練者による手技に頼っているのが現状で、再生医療の普及のためには細胞の大量培養技術が必要とされている。

希少難病「ミトコンドリア病」とは?~原因遺伝子を発見 千葉県こども病院(2019/03/28 ガジェット通信)

7,000人に1人が発症する希少難病の「ミトコンドリア病」。千葉県こども病院遺伝診療センター長・代謝科部長の村山圭氏は、ミトコンドリア病の中でも小児期での発症が多い「Leigh(リー)脳症」の新しい原因遺伝子を発見した。

免疫力を高める方法は?食べ物や飲み物、見直すべき生活習慣をアンチエイジングのプロに聞く!(2019/03/28 ニコニコニュース)

アメリカの最先端予防医療に詳しい虎の門中村康宏クリニックの院長、中村康宏さんに、働く30代、40代のプチ不調の改善法や、簡単に取り入れられるハッピーエイジングのための生活習慣を伺います。

CAR-T細胞療法の効果を高める?NR4A欠損したT細胞は、マウスの腫瘍負荷を軽減し、生存期間を延ばす(2019/03/28 Nature)

A Raoたちは今回、NR4A欠損CAR T細胞では、転写プログラムが疲弊からエフェクター機能増強へと移行するために、こうした細胞の移入によって腫瘍負荷が減少し、生存が延長することが示された。この研究から、NR4Aの単独阻害やと他の治療法との併用が、CAR T細胞療法の有効性を高める有望な手法になる可能性を示唆している。

【関連】T細胞寛容におけるNR4A1の役割(2019/03/28 Nature)

肛門がんは「恥ずかしくない」。デスパレートな妻たちのマーシャ・クロス、がんの経験をオープンに語る(2019/03/28 HUFFPOST)

「デスパレートな妻たち」のブリー役で知られる俳優のマーシャ・クロスが、SNSやメディアで自らの肛門がんの経験を語っている。

クロスが最初にがんを経験したと明かしたのは、2018年9月。

Instagramに自撮り写真を投稿し、がんの治療で髪の毛が抜けているとコメントした。

今日の価値は捨ててもいい アステラス社長の危機意識(2019/03/28 日経スタイル)

抗がん剤などを主力とし、売上高で国内製薬2位につけるアステラス製薬。業績は安定しているが、近年は再生医療や健康アプリなど「製薬」にとどまらない領域にも力を入れている。2018年に就任した安川健司社長(58)に、変革期の企業を導くリーダーのあり方を聞いた。

日本の再生医療を世界で勝たせるために/再生医療学会(2019/03/28 CareNet)

世界時価総額ランキング上位20社中、1989年における日本企業は14社を占めた。しかし、2018年その数はゼロ。ほぼ米・中の争いである。研究の活性化指標である論文数の国別順位と国別論文シェアをみると、ゲノム編集、免疫療法、核酸医薬などがんゲノムに関連のテーマでわが国は上位にあるものの、その分野でも1位は米・中である。このような中、日本が世界で勝てる分野の1つが再生医療分野だ。

血液がんの新治療「CAR-T細胞療法」の製剤を承認(2018/03/27 朝日)

製薬企業ノバルティスファーマは26日、血液がんの新治療として期待されている「CAR(カー)―T細胞療法」で使う製剤「キムリア」の製造販売承認を取得したと発表した。今春にも公的医療保険が適用される見通し。重篤な副作用に対応できる施設で使うことが承認の条件で、同社は今後、医療機関へのトレーニングを進めていくという。

検診専門クリニックでも…がん検診「見落とし」は多発している(2019/03/27 女性自身)

2月末日、東京都杉並区の健診クリニックで肺がんを見落とされたと、70代の男性がクリニックと区を相手取り提訴。同クリニックでは昨年6月に、40代の女性患者が見落としにより死亡していたことが発覚、過去の胸部X線画像を精査したところ、44人に精密検査の必要があったことが報じられていた。提訴した男性は、このうちの1人であった。

富士フイルムと国立がん研究センター,ドラッグ・デリバリー・システム技術である「リポソーム」を用いた新たながん免疫療法の共同研究を開始(2019/03/27 innavi net)

リポソームは,細胞膜や生体膜の構成成分である有機物のリン脂質をカプセル状にした微粒子で,富士フイルム独自の設計により,がん組織の未成熟な血管壁の隙間を透過し,薬剤をがん組織に集積させ,副作用を抑制して薬効を高めることができると期待されている。

リポソーム製剤「FF-10832」および「FF-10850」では,単剤投与で腫瘍が大幅に縮小し,さらに免疫チェックポイント阻害剤との併用投与では単剤投与よりも生存期間が延びることを,マウス実験で実証している。また「FF-10832」では,EPR効果(*5)によりがん組織に集積してがん組織内の免疫細胞(マクロファージ)に取り込まれた後,有効成分を徐々に放出することで持続的にがん組織に作用するメカニズムがあることを解明している。

トシリズマブがCAR-T細胞療法の副作用であるCRSに適応拡大(2019/03/27 日経メディカル)

中外製薬は3月26日、ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体「トシリズマブ」について、腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群(CRS)への適応拡大、サイトカイン放出症候群に対する用法・用量の追加承認を獲得したと発表した。

 サイトカイン放出症候群はCAR-T細胞療法に伴う副作用の1つ。重症化すると死亡に至ることがある。CAR-T細胞の実用化を目前にして、副作用を制御する薬剤が登場したことになる。

おひとりさまが「がん患者」に……遺品の手帳に記されていたこと(2019/03/26 withnews)

2017年8月に54歳で亡くなった浦野芳子さん。医療費や生活費といった家計の不安から一時期トリプルワークも。単身者のがん患者を取り巻く厳しい療養環境も浮かび上がってきました。「おひとりさま」と言われる単身者の知人に、がんが見つかり、予後が厳しいとなったら、みなさんはどうしますか?

がん免疫療法に肥満はプラスかマイナスか(2019/03/26 オンコロ)

カリフォルニア大学のMonjazeb AM氏らは、ニボルマブ(商品名オプジーボ)に代表される免疫チェックポイント阻害薬治療をした250例を対象として、体格指数(BMI)で層別解析した。その結果、肥満状態を示すBMI 30超の患者集団の方が、BMI正常範囲の患者集団よりも有意に効果が高まることを発見した。

<東証>エーザイがストップ安で売買成立 前週末に続き(2018/03/25 日経)

エーザイが朝方から売り気配で推移し、制限値幅の下限(ストップ安水準)となる前週末比1500円(19.8%)安の6065円で大引けで売買が成立した。

21日に、米バイオジェンと開発中のアルツハイマー型認知症の治療薬候補について臨床試験(治験)を中止すると発表した。業績の先行きを懸念した売りが続いている。

【関連】エーザイ株がストップ安気配、アルツハイマー薬の臨床試験を中止(2018/03/22 Bloomberg)

河村隆一さん、がん闘病を語る 薬師寺の僧侶が心の支え 結成30年目の再始動(2019/03/25 朝日)

僕はいま薬師寺の大谷徹奘(てつじょう)さんというお坊様にすごくお世話になっているんですが、すぐ電話があって、「びっくりしたよー。お薬師さんにお経あげといたから、大丈夫だからね」って言ってくださいました。

免疫チェックポイント阻害剤との併用療法での中間発表にも注目が集まる(2019/03/25 kabutan)

オンコリスバイオファーマ<4588>では食道がんやメラノーマなど固形がんを対象疾患として、トロメライシンの開発を進めている。

テロメライシンは、テロメラーゼ活性の高いがん細胞で特異的に増殖し、がん細胞を破壊する遺伝子改変型アデノウイルスのことで、腫瘍溶解性ウイルス製剤の一種である。テロメライシンの特徴は、正常細胞にもがん細胞にも感染するが、テロメラーゼ活性の高いがん細胞で特異的に増殖することでテロメライシンを複製させ、がん細胞を破壊していくことにある。

がん免疫治療の効果予測へ、阪大 相次いで研究成果を発表(2019/03/23 沖縄タイムス)

免疫機能のブレーキ役となるPD1というタンパク質の働きに着目して開発されたニボルマブ(商品名オプジーボ)などのがん治療薬の効果を患者ごとに予測し、投与するかどうかの選択につなげる―。大阪大のチームが相次いで英科学誌電子版に成果を発表した。

・大阪大の白山敬之特任助教(呼吸器免疫内科学)らは腹部の筋肉量が多ければ効果向上につながる可能性があるとした。

https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2019/20190221_1

・岩堀幸太特任講師(呼吸器内科学)らは、血中のTリンパ球にどれぐらいがん細胞を攻撃する力があるかを測定すれば、効果を予測できる可能性があるとした。

https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2019/20190222_1

フレイル対策~がん治療後こそアンチエイジングが必要(2019/03/22 読売)

65歳以上の人のうち、約10%がフレイルと考えられていますが、例えば、白血病で骨髄移植を受けた患者は、64歳以下でもフレイルの割合が同じ年代の一般の人より約10倍高くなっています。

 また、成人のキャンサー・サバイバーは加齢が早く進行することがあります。例えば、認知機能の衰え、骨粗しょう症、皮膚や目の老化、性機能の低下、慢性の疲労、筋肉の機能異常もよく起こります。

「でべそ」だと思っていたら「がん」が飛び出した!スペイン82019/03/22 ハザード・ラボ)

スペイン・マドリードに住む73歳の女性は、「もう年だから」とメタボ気味の胴回りをあきらめていたが、最近では奇妙なことに、へそまで出っ張るようになった。ある日、激痛を訴えて病院を訪れたところ、なんと骨盤に大きなコブができているのが見つかった。進行中の卵巣がんだったという!

英科学誌ネイチャーの日本の再生医療制度への批判記事に反論 再生医療学会で阪大の澤氏(2019/03/22 共同)

英科学誌ネイチャーが日本の再生医療の条件付き早期承認制度を批判する記事を掲載したことを受け、日本再生医療学会の澤芳樹理事長は22日、神戸市で開かれた学会総会の講演で「違和感がある」と反論した。

ネイチャーは今年1月、「日本の幹細胞製品の販売にブレーキを」と題し日本の早期承認制度を批判する記事を掲載した。

【関連】Natureが日本の再生医療承認制度を痛烈批判(2019/03/05 Medical Tribune)

【治る!最前線】広がる“再生医療”の可能性(2019/03/21 テレ東WBS)

従来の医療の常識を覆すと言われる再生医療が今、様々な病気の治療に応用されています。これまで脳梗塞によってまひなどの症状が残った場合、完全に治すことはできませんでした。そんな重症な脳梗塞患者に対する新たな再生医療が登場しています。さらに日本人の多くが悩むひざの痛みに対しても軟骨を再生させる治療が登場しています。

 

ブログで「子宮頸がん」を告白…辛い「抗がん剤治療」記録しながら乗り越えた(2019/03/20 Yahoo)

――術後、抗がん剤治療をおこなったのですね。

Yui:手術する前は、「悪いところを治して、まだまだ生きるぞ』」思っていたんです。でも、医師から「再発予防のために抗がん剤治療をしなければならない」と告げられた時は、ものすごくショックでした。同意書にサインしながら、再び号泣しました。嘔吐や関節痛などの副作用も、ものすごく怖かった。

――ロングヘアをばっさり切るのには勇気が必要でしたか。

Yui:髪の毛をのばしていたのですが、髪を切ってヘアドネーション(病気の人のために髪の毛を寄付する運動)をしたんです。切ったらスッキリしました。

抗がん剤治療をはじめて2週間後に毛がほとんど抜け落ちてしまったんですが、覚悟していたので冷静に受け入れることができました。いまはウィッグをつけて楽しんでいます。

「サリバチェッカー」が唾液中のがん特有の物質8種を検出(2019/03/21 日刊ゲンダイ)

たった一滴の唾液から、膵臓がん、大腸がん、乳がん、肺がん、口腔がんといったがんを高い精度で判別できる検査が、慶応大学と東京医科大学発のベンチャー企業・株式会社サリバテック社の「サリバチェッカー」だ。

「この検査の優れた点は、唾液を採るだけなので、職場や自宅など、どこでも実施できるところです。今は約70の医療機関で検査を受け付けていて、検査費用は2万円から4万円の間が中心です」

 早期発見が難しいとされている膵臓がんも、ステージ1からでも反応するという。

『再生医療』への民間企業の参入が相次ぐ(2019/03/21 楽天証券)

『再生医療』の市場規模は2030年には5.2兆円になる見通し。日立製作所は3月11日、厚生労働省が定める『再生医療』の品質管理基準に対応した「iPS細胞」の商用生産が可能な装置を国内で初めて製品化し、その1号機を大日本住友製薬に納入したと発表しました。

 ニコンは細胞培養世界最大手と業務提携して細胞等の受託製造事業に、富士フィルムは細胞培養受託に、ソニーはブルーレイ技術を活用した細胞の選別機器に参入しています。また、ニプロは製造販売承認を取得していた脊髄損傷を対象とする再生医療等製品である「ステミラック」が薬価基準に収載されたと2月26日に発表しました。

今話題のCAR-Tで自己免疫病SLEを治す。(2019/03/21 yahoo)

ついにわが国でも、B細胞性白血病に発現しているCD19を標的にして、白血病を殺して除去するCAR-T治療が認可された。日本経済新聞の報道では、ノバルティスはCAR-Tを川真田さんがセンター長をしている神戸市先端医療推進機構で細胞準備を委託するらしい。

SLEは全身性の自己免疫病で、その発病に様々な自己抗原に対する抗体が作られることが関わっていると考えられている。このため、以前からB細胞を除去することで、治療の難しいSLEを治療できるのではと考えられてきた。

独メルクがジェンスクリプトと提携、中国で細胞・遺伝子治療の産業化を加速(2019/03/20 Cnet)

メルク(Merck)(リンク )は19日、中国のバイオテクノロジー企業ジェンスクリプト(GenScript)(リンク )と、プラスミドおよびウイルスベクターの製造に焦点を当てた戦略的提携のため、拘束力のない覚書を締結したと発表した。

メルクは、ウイルスベクター製造用の産業化プロセスを保有する数少ないメーカーの1つである。パーソナル化された治療薬をつくるには、メルクが製造しているようなウイルスベクターを使用して遺伝子を免疫細胞に送達する。

 中国の南京に本社を置くジェンスクリプトは、国内でのプラスミドとウイルス製造サービスのグローバルスタンダードプラットフォーム構築を目指している。メルクは、ジェンスクリプトにプロセス設計、設備概念設計、さらにラボ開発から大規模GMP製造までの品質管理システム設定をカバーする包括的な製品、トレーニング、コンサルティングサービスを提供する予定。

ナノキャリア—反発、遺伝子治療薬VB-111が免疫系を活性化、腫瘍を攻撃すると学会発表(2019/03/20 Money Voice)

遺伝子治療薬VB-111が免疫系を活性化し、腫瘍を攻撃することを示唆する成績が米国で開催された婦人科腫瘍学会で発表されている。治療効果の改善に加え、がん免疫への応答が鈍いといわれるがんに対しても効果を示す可能性があるという。VB-111は非増殖型アデノウイルスベクターを利用した抗腫瘍性の遺伝子治療薬で、イスラエルのVBL社からナノキャリアが国内開発販売権を導入している。

がんを克服した医師がみずから実践している「素朴な食事術」を明かす(2019/03/20 ゲンダイ)

がん予防をするためには、「①細胞の質の劣化を食い止め、細胞のがん化をできるだけ少なくする」ことと、「②NK細胞の活性を上昇させる」ことが大切となります。

そのために一番簡単な方法は、自らも舌がんになった医師の青木厚氏は、「「空腹」こそ最強のクスリ」と説く。

韓国CNPharm、膵臓がんに対する無苦痛治療新薬物質「ポリタクセル」の効能検証(2019/03/20 PR TIMES)

バイオ専門企業である韓国の株式会社CNPharmは20日、自社で開発した無苦痛のがん治療新薬である「ポリタクセル(Polytaxel™)」を膵臓がんのある動物に投与した結果、がん治療過程で現れる代表的な副作用である体重減少なしにがん細胞を完全死滅水準にまで減少させた結果が確認できたと発表した。今回の実験はCNPharmが臨床専門機関である株式会社Dt&SanoMedics、有効性評価専門機関である株式会社Knotusなどと共同で2018年12月から今年3月まで90日間動物を対象に行ったものである。

大麻成分のてんかん新薬、国内臨床試験へ 米は既に承認(2019/03/19 朝日)

大麻の成分を含む難治性てんかんの治療薬が国内で初めて使える見通しとなった。医薬品としての使用や輸入は大麻取締法で禁じられているが、病院での臨床試験(治験)という位置づけで許可する。米食品医薬品局(FDA)はすでに承認している。

治療薬は英GWファーマシューティカルズが開発した「エピディオレックス」。大麻に含まれる化学物質の一つ「カンナビジオール」(CBD)を精製したもので、精神を高揚させる成分はほぼ含まない。米国では、難治性てんかんのレノックス・ガストー症候群とドラベ症候群の治療に使うことが認められた。国内にはレノックス・ガストー症候群の患者が約4300人、ドラベ症候群が約3千人いるとされる。

画期的がん治療法「光免疫療法」に見えた光明と動き出す関連株(2019/03/19 Kabutan)

光免疫療法は、関連銘柄は少ないものの、代表格は楽天 <4755> だ。楽天やSBIホールディングス <8473> が出資する米バイオベンチャーの楽天アスピリアンがNCI(米国国立がん研究所)から光免疫療法の治験化合物「ASP-1929」の開発および商用化に関する独占的ライセンスを取得。現在、米国や欧州、日本などで臨床試験を進めている。既に再発頭頸部扁平上皮がん患者を対象に第3相臨床試験を開始しているが、更に他の固形腫瘍についても、第1/2相臨床試験(POC試験)の開始準備を進めているという。

がん遺伝子「Myc」の活動を抑えられる!?MIT研究チームが効果的な化合物を発見(2019/03/18 AXIS)

一般的ながん遺伝子のひとつに、「Myc」と呼ばれるものがある。Mycは通常、「Maxタンパク質」というパートナー(ヘテロ二量体)とひとつの構造を形成。この構造がDNAに結合して、遺伝子の転写を開始する。これまでは、MycとMaxタンパク質の相互作用を妨げる薬の開発を行ってきたが、うまくいかなかった。

【関連】細胞ががん化する仕組み(2017/12/21 国立がん研究センター)

この口内炎はガン?…堀ちえみさんで注目、相談が急増(2019/03/18 読売)

 タレントの堀ちえみさん(52)が舌がんを公表してから間もなく1か月。舌がんに対する関心の高まりで、東京都内の大学が開設したネットの相談窓口には、歯科開業医から患者の口の中の異常について相談が急増している。

 東京歯科大口腔外科などは、歯科開業医が口内の異常を見つけた場合、ネットを通じて画像を共有し、助言する仕組み「オーラルナビシステム」を12年から始めた。今では全国1386の歯科診療所が参加する。堀さんの病気公表後、1週間に4、5件だった相談は1日10~20件に急増した。

女性のがんテーマにシンポジウム スザンヌが早期発見を呼びかけ(2019/03/17 佐賀テレビ

子宮頸がんや乳がんといった女性特有のがんに関する情報を発信するためのトークショーが開催された。タレントのスザンヌさんと、がん治療の研究で知られる東京大学医学部附属病院准教授の中川恵一さんが、早期発見のための触診などのセルフチェックの大切さをおよそ380人の来場者に呼びかけた。

『iPS細胞』を使った再生医療の市場レポート発行 三井住友アセットマネジメント(2019/03/18 Digital PR)

<キーワード>『iPS細胞』を使った再生医療が始動

2018年以降、万能細胞の一種である『iPS細胞』を使った再生医療の取り組みが進み始め、医薬品企業や異業種からの民間参入が続いています。同細胞を使ったパーキンソン病、脊髄損傷や角膜移植などで臨床研究が進み始めており、今後の動向が注目されます。

【関連】三井住友アセットマネジメント「マーケットレポート」

中外 ROS1/TRK阻害薬「エヌトレクチニブ」 ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんで国内申請(2019/03/18 ミクスonline)

中外製薬は3月15日、経口チロシンキナーゼ阻害薬であるROS1/TRK阻害薬エヌトレクチニブについて、「ROS1融合遺伝子陽性の局所進行または転移性非小細胞肺がん」を予定適応症に日本で承認申請したと発表した

18年12月に先駆け審査指定制度のもと承認申請した非常に稀なNTRK融合遺伝子陽性の固形がんに続く申請となる。

【関連】プレスリリース「ROS1/TRK阻害剤「エヌトレクチニブ」のNTRK融合遺伝子陽性の固形がんに対する製造販売承認申請について]

(2018/12/19 中外製薬)

がん攻撃細胞 疲れにくく…仕組み解明 新薬へ期待 慶応大など(2019/03/17 読売)

がん細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」の働きが悪くなる原因をマウス実験で解明したと、慶応大などのチームが発表した。

 キラーT細胞は、がん細胞を攻撃するうちに疲れて機能不全に陥ってしまう。吉村昭彦・慶応大教授(免疫学)らは、マウスの腫瘍内にあるキラーT細胞を詳しく調べ、疲れの原因となる遺伝子「Nr4a」を特定した。

Nr4aを働かなくすると、通常のキラーT細胞より疲れにくく長く活動するようになった。このキラーT細胞をがんのマウスに投与すると、7割以上が3か月後も生き延びた。

【関連】Nr4aはT細胞疲弊の元締め(Roa博士らとの共同研究)(2019/02/28 慶応大 吉村研究室)

『ステージIV』の“がん難民”に光 樹状細胞ワクチン療法とは?(2019/03/16 ZAKZAK)

東京・九段にある「ふくろうクリニック」では、樹状細胞ワクチンに活性NK細胞療法という免疫治療を組み合わせた治療をメーンに行うのだが、大半の患者が「ステージIV」。

この1年間の同クリニックでの治療成績を見ると、完治・部分縮小・不変を合わせると全体の75%を占める。つまり、全体の4人に3人に治療の有効性が示される結果が出ているというのだ。

 「樹状細胞ワクチン療法は、がんの種類を問いません。特に肺や大腸、前立腺などのがんでは、強い手応えを感じることが多い」と阿部医師。

がんの家族を持つということ… 難治がん記者の「配偶者」が明かす闘病の現実(2019/03/16 AERA)

“難治がんの記者”こと野上祐さんは、2018年末に死去。奥さんが、その闘病をささえた日々を語る。

「野上は膵臓(すいぞう)がんだと診断されました。がんのなかでも特にむずかしいといわれている、ぐらいの知識はありましたが、具体的にどんな病気なのか、どう治療するかなどについて私はまったく知りませんでした。私の両親は大きな病気ひとつせず健在なので、身近な人が病気になったのは初めての経験。なかなか受け入れられなかったです。」

がん公表の阪神原口に思わぬ「激励」 がんチャリティーグッズ購入者が激増(2019/03/15 朝日)

大腸がんを公表し、実戦復帰に向けてリハビリをしているプロ野球阪神の原口文仁捕手(27)がオリジナルブレスレットを発売し、その利益の全額をがん患者支援団体に寄付するチャリティー活動をしている。

発売から1週間ほどで、すでに他の原口グッズと比べて5倍以上の売れ行きという反響ぶりだ。

日本人で死亡リスクが21%低下 花粉症の人は長生きする?(2019/03/15 日刊ゲンダイ)

花粉症と死亡リスクの関連性を調査した研究論文が、日本疫学会誌2019年2月号に掲載されました。この研究では、過去に心臓病や脳卒中、がんを発症したことがない45~80歳の日本人1万2471例が対象となっています。被験者はアンケート調査に基づき、スギ花粉症を有する人(2444例)と、有していない人(1万27例)に分けられ、死亡のリスクが比較されました。

10年にわたる追跡調査の結果、スギ花粉症を有する人は、そうでない人に比べて21%、統計学的にも意味のある水準で死亡のリスクが低下しました。特に呼吸器疾患による死亡リスクは62%も低下するという結果でした。

子どもをもつがん患者向けコミュニティ、がん患者向け調査サービス『キャンサーベイ』をリリース(2019/03/15 キャンサーペアレンツ)

子どもをもつがん患者のためのコミュニティサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~(https://cancer-parents.com)」は、2016年4月のローンチ以来、会員数は全国に約3,000名、会員の平均年齢は約43歳と、子育て世代のがん患者の大規模コミュニティとなりました。

医療領域のリサーチに強みを持つメディリード社とともに、がん患者向け調査サービス『キャンサーベイ』をリリースすることになりました。

ロシュの免疫薬、乳がんで世界初の適応取得 米国で(2019/03/13 日経)

スイスの製薬大手ロシュは、同社が販売するがん免疫薬「テセントリク」が、進行が早く難治性の乳がんとして知られる「トリプルネガティブ乳がん」の適応を米国で取得したと発表した。がん免疫薬が乳がんで使えるようになるのは初めて。

乳がんの標準治療薬として使われている従来型抗がん剤のパクリタキセルと併用する。

トリプルネガティブ乳がんは乳がん全体の15%程度とされる。

【関連】肺がんに第3の免疫チェックポイント阻害薬―テセントリクが発売 市場競争の行方は?(2018/04/19 Answers News)

なぜ代替療法に頼る? がん患者の不安、医師の理解は(2019/03/14 朝日 アピタル・大野智)

「あの健康食品ってがんに効くの?」なぜがん患者は、代替療法に頼るのか?

その理由を示す訴えは、「がんと診断されてから、具体的に何が不安なのかわからないけど、とにかく不安でたまらない」

その不安を少しでも和らげるための選択肢の一つとして補完代替療法があるのかもしれません。これは裏を返せば今の医療現場は、患者さんの不安に対して十分な対応ができていないことを意味していることにもなります。

滋賀医大の前立腺がん小線源治療、継続を 厚労省に要請(2019/03/13 朝日)

 

滋賀医大病院(大津市)の岡本圭生医師(58)による前立腺がん小線源治療が6月末で打ち切られる問題で、岡本医師の治療を希望する患者らでつくる患者会は13日、厚生労働省に約2万8千人分の署名を持参して治療の継続を要請した。

6月末までの岡本医師の治療枠が埋まっているため、北海道、東京、愛知、兵庫、岡山、広島の50~70代の前立腺がんの男性7人が7月以降も同医師の治療を受けられるよう、2月に滋賀医大による治療妨害を禁止する仮処分を大津地裁に申し立てた。

ヒトiPS使い、小児の脳のがんをマウスで再現 東京大(2019/03/13 朝日)

ヒトのiPS細胞を使い、治療が難しい子どもの脳のがんの病気の仕組みをマウスで明らかにしたと、東京大のチームが発表した。

この脳のがんは「非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)」。3歳未満の幼児に多く見られる。患者は国内で年に数人で、半数以上が生後1年以内に亡くなるという。「SMARC(スマーク)B1」という遺伝子の異常が原因の一つだが、病態はよくわかっておらず、定まった治療法はない。

精巣がんのNosuke がん公表以来初めて公の場に 妻misonoとステージ共演(2019/03/11 朝日)

歌手のmisono(34)の夫で、精巣がんの闘病を続けているドラマーのNosuke(29)が11日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで行われた東日本大震災の復興祈念イベント「福魂祭 2019」に夫婦で出演し、昨年12月に精巣がんを公表してから初めて公の場に姿を見せた。

misonoは昨年に続き福島の子供たちと歌やダンスを披露。最後の曲、ステージにはNosukeの姿があった。本来のドラムではなく木製の箱形打楽器・カホンを使用。抗がん剤の影響で末端神経がしびれているといい、強く握ると痛みが走るためペットボトルのふたも開けられない体だが、気持ちを込めたパフォーマンスで会場を沸かせた。

ガンの手術中にリンパ節を取り除く必要性を再検討する。(2019/03/10 yahoo 西川伸一)

ドイツ・中部エッセン病院を中心に多くの国が協力して発表した論文では、腹腔内にとどまっているが進行性の卵巣癌の中で、転移巣も含めて手術可能な症例について、厳密にリンパ節郭清をするグループと、全く郭清しないグループに無作為的に振り分け、その後の予後を比べた。その結果、その予後はほとんど同じだったと報告されている。

堀ちえみ「がんは全て取りきれた!」ブログで安堵の報告「久しぶりに熟睡どころか爆睡」(2019/03/10 スポニチ)

ステージ4の舌がんの手術を受け、都内で入院中の堀ちえみ(52)が9日、ブログを更新し、医師から「がんは全て取り切れた」と説明されたことを明かした

「エイズウイルス消えた!」HIV患者 骨髄移植受け 世界2人目 英国(2019/03/09 Hzarad Lab)

患者の男性は2003年にHIVの感染が判明して以来、抗レトロウイルス治療薬の投与を受けていたが、2012年には悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫と診断された。

そこで、HIVウィルスが結合するCCR5というたんぱく質を突然変異で持っていないドナーから骨髄移植することで、HIVウィルスを消失させることに成功した。

「マザーキラー」と呼ばれる子宮頸がん。ワクチン接種の推奨を医師らが訴え(2019/03/08 HUFFPOST)

子宮頸がんは、年間約3000人の女性が命を落としており、幼い子どもを残して亡くなる人が多く「マザーキラー」の異名が付けられている。主な要因はヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)。HPVは男性の陰茎や口、喉のがんも引き起こす。

HPVはワクチンによって、感染やがんになる手前の異常を9割以上防ぐことができたと報告されている。

ただ、この子宮頸がんを防ぐためのワクチンの接種は、厚生労働省が「積極的勧奨」を一時的に差し控えている。

この現状について3月8日、医師らでつくる有志団体がワクチン接種の勧奨を求める要望書を、根本匠厚生労働大臣に宛てに提出した。

オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)は市場規模7兆730億円 ガン領域が5割を占める(2019/03/08 ニコニコニュース)

TPCマーケティングリサーチ社によると、2017年度における日・米・欧のオーファンドラッグ市場は、推定で7兆730億円と拡大する見込み。米国が5兆5,863億円と全体のおよそ8割を占めた。

承認取得件数は計865件で約4割超を、市場規模では約5割を、ガン領域が占めている。

 

どんな症状がでるの?「子宮頚がん」の原因と治療法(2019/03/08 @nifty)

子宮の入り口の部分にできるのが「子宮頚がん」で、原因の多くは性交渉によって感染するHPVウイルス。子宮頚がんと子宮体がんの割合は、6:4くらい。子宮体がんが大抵「腺がん」と言われるものなのに対し、子宮頸がんは「扁平上皮がん」という種類のがん。

がんゲノム医療、自分に最適な抗がん剤見つかる可能性は10-20%にとどまることなど説明を―厚労省(2019/03/08 メディ・ウォッチ)

ゲノム(遺伝情報)解析技術が進み、「Aという遺伝子変異の生じたがん患者に効くαという抗がん剤は、別の部位のがんでも、同じAという遺伝子変異があれば、効く場合がある」といったことが明らかになってきています。

こうした「がんゲノム医療」を適切に進めるため厚労省の有識者会議では、留意事項として、患者には「最適な抗がん剤が見つかるケースは10-20%に限られる」、遺伝子検査結果について「将来の抗がん剤開発などのために研究機関や企業での2次利用を認めることも、認めないことも選べる」ことなどを十分に説明して、インフォームド・コンセント(同意)を求める必要があるされました。

第5のがん治療「遺伝子療法」メカニズム 自ら実践して克服(2019/03/08 夕刊フジ)

 ときわ台メディカルクリニック安井昭院長によると「(自分の右副腎悪性リンパ腫で利用した)遺伝子療法は、悪性変化したがん細胞の遺伝子を無くして無限増殖能を消去し、元の正常細胞に戻すRNA遺伝子治療となります。治療には、がん細胞が生成する特殊なタンパク質だけに反応する「がん治療特殊活性タンパク」という治療薬を点滴で投与します。がん細胞にだけ侵入してアポトーシス(細胞自死)を誘発するこの活性タンパク質は、米国州立カリフォルニア大学の教授が、20年の歳月をかけて開発に成功しましました。」 

日本人の95%に対応可能!「拒絶」起きにくいiPS…京大研究所 ゲノム編集で作製(2019/03/08 日経)

 遺伝子を自在に改変できるゲノム編集を利用し、免疫による拒絶反応が起きにくい新たなiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと、京都大iPS細胞研究所が発表した。

 研究チームは今回の新技術で12種類のiPS細胞を用意するだけで、日本人の95%以上をカバーできると試算している。

同研究所が提供できるiPS細胞の免疫型は現在3種類あるが、日本人の90%をカバーするには140種類そろえる必要があり、コスト面などから困難だった。

最も患者数多いがん「大腸がん」 早期発見のカギとなる症状は…血便(2019/03/08 AERA)

16年に全国で新たにがんと診断された人はのべ約99万5千人。部位別で最も患者数が多かったのが、大腸がんだ。

大腸は小腸から肛門にまでつながる約2メートルの臓器だ。小腸側からの結腸と肛門付近の直腸に分けられる。

相次ぐ芸能人のがん公表 梅宮辰夫が「6度目」告白 大橋純子は乳がん手術、乳房再建術も(2019/03/07 @nifty)

がんを公表する芸能人が相次いでいる。俳優、梅宮辰夫(80)は自身で6度目となる尿管がんの手術を今年1月に受けていたことを公表。昨年3月に初期の食道がんを公表していた歌手、大橋純子(68)はその後、さらに初期の乳がんも見つかったことを明かした。

免疫チェックポイント阻害薬 抗PD-1/PD-L1抗体に続く開発の潮流(2019/03/07 AnswersNews)

昨年、本庶佑・京都大特別教授のノーベル医学生理学賞受賞でも注目を集めた免疫チェックポイント阻害薬。

現在、この分野をリードするのは抗PD-1抗体/抗PD-L1抗体ですが、それ以外の免疫チェックポイント分子をターゲットとした薬剤の開発も進んでいます。

 

現在、国内で販売されている免疫チェックポイント阻害薬は、6製品。

▽抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ、小野薬品工業)

▽同「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ、MSD)

▽抗PD-L1抗体「バベンチオ」(アベルマブ、メルクセローノ)

▽同「テセントリク」(アテゾリズマブ、中外製薬)

▽同「イミフィンジ」(デュルバルマブ、アストラゼネカ)

▽抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ、ブリストル・マイヤーズスクイブ)

 

海外ではこれらに加え、仏サノフィ/米リジェネロンの抗PD-1抗体「Libtayo」(cemiplimab)が2018年9月に米国で承認(欧州は同年4月に申請)。さらに、スイス・ノバルティスは同PD-1抗体spartalizumabを、英アストラゼネカは抗CTLA-4抗体tremelimumabを、それぞれ日本を含むグローバルで開発しています。

がん免疫薬、思わぬリスク 抗がん剤との併用で、重篤な副作用(2019/03/07 日経)

兵庫県立がんセンターの医師らが、がん免疫薬である小野薬品工業のオプジーボなどの投与中や投与した後に、他の抗がん剤や抗生物質、けいれんを防ぐ薬などを使うと、顔や口内の粘膜に発疹が出たと症例報告。

 アストラゼネカの肺がん治療薬「タグリッソ」をオプジーボ投与後に使うと間質性肺疾患のリスクが2倍以上になることが2月末に明らかになった。小野薬品工業は添付文書に注意を呼びかける記述を加えた。

「バイオ薬・遺伝子治療」開発の最前線(2019/03/07 週刊エコノミスト)

2月20日、厚労省で了承されたのは、創薬ベンチャー「アンジェス」の注射剤「コラテジェン」だ。体内に遺伝子を入れる遺伝子治療薬で、3月中にも正式承認される見通しだ。遺伝子治療用製品では国内初となる。

 対象は、動脈硬化で足の血管が詰まる「閉塞(へいそく)性動脈硬化症」などで、患者数は増えている。この治療を受けられるのは、薬が効かず手術もできない重症患者。血流が滞れば、足が壊死(えし)する恐れもある。患部に血管を作り出す働きのあるHGF遺伝子を注入することによって、細胞に取り込まれて血管を新生する。田辺三菱製薬が販売を担当する。

 

老化細胞を殺すアンチエイジング薬「セノリティクス」初試験終了(2019/03/06 MIT Technology Review)

体内から老化した有毒な細胞を除去する効果があるとされるセノリティクス薬を人間に投与する初の試験が、昨年14人の肺疾患患者を対象に実施された。試験では重大な副作用は確認されておらず、今後、より大規模な治験へと移行するための足掛かりが得られたとしている。

臨床試験に参加した患者は、白血病薬のダサチニブと、ケルセチンというサプリメントの2種類の錠剤を服用した。カークランド医師らは、この2種類の錠剤により、老化細胞を選択的に除去できる可能性があると考えている。

【関連】Senolytics improve physical function and increase lifespan in old age.(pmc)

放射線治療を受けたがん患者の火葬場から200倍の放射線が検出される 米国アリゾナ(2019/03/06 GIZMO)

アリゾナ州で放射線治療を受けたがん患者さんを荼毘に付した後の火葬場から、海抜0mの放射線量の200倍近い放射線が検出されたことを、メイヨークリニックが米国医師会雑誌(JAMA )に発表しました。焼却場の立ち入り調査はアメリカでもおそらく初めて。

 放射性物質は医療分野の診断・治療の両面で幅広く活用されていますが、ご遺体となって病院を搬出された後の措置については国の規制がまったくありません。アメリカは土葬と思いきや、いまや過半数が火葬。100%火葬の日本では、無関心ではいられません。

がん「夢の治療法」となるか?副作用がほとんどない「光免疫療法」の臨床進む(2019/03/06 AERA)

食道がんや胃がんなどいくつかのがんでは、がん細胞の表面に「EGFR(上皮成長因子受容体)」というタンパク質が現れる。光免疫療法は、EGFRにくっつく性質を持つ「抗体」を利用。その抗体に、赤色光という特殊な光で反応を起こす化学物質の「光感受性物質」を結合させた新しい薬剤を作る。

 この薬剤を点滴で体内に注入すると、抗体はがん細胞膜上のEGFRにくっつく。そこをめがけて体の外から赤色光を当てると、光感受性物質が化学反応を起こして変形し、がんの細胞膜が破壊される。

 さらに、死滅したがん細胞のかけらを「免疫細胞」の一種であるマクロファージや樹状細胞がキャッチし、外敵と判断。「がん細胞=外敵」という情報を、免疫細胞のリンパ球(T細胞)に伝える。このリンパ球は活性化して分裂し、ほかの場所にある転移したがん細胞も外敵とみなして攻撃しにいくようになる。

遺伝子治療で期待の7社を先取り(2019/03/06 Diamond online)

スイスの大手製薬であるロシュ・ホールディング(RHHBY)は先週、バイオ医薬品会社で、目の遺伝性疾患と血友病の遺伝子治療薬を持つスパーク・セラピューティクス(ONCE)の買収で合意した。買収価格は1株当たり114.50ドル(総額48億ドル)で、買収発表前の株価に対するプレミアムは100%を超えている。昨年には、スイスの製薬大手のノバルティス(NVS)がAveXisを87億ドルで買収した。同社は脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療薬を手掛けている。

免疫生物研究所---ストップ高、遺伝子組換えカイコ利用の医薬品開発でPMDAから同意(2019/03/04 Kabutan)

免疫生物研究所 960円 +150円ストップ高。遺伝子組換えカイコを用いた抗HIV抗体等の医薬品開発について同意を得られたと発表。

【関連】免疫生物研究所—大幅に続伸、バイオ医薬品のCUREDの第三者割当増資引き受け、遺伝子組み換えカイコの研究加速(2019/02/28 MONEY VOICE)

免疫生物研究所は、バイオ医薬品の研究・開発を手掛けるCURED(横浜市)の第三者割当増資を引き受け、持分法適用関連会社にすると発表している。両社で世界初の遺伝子組み換えカイコによる医薬品生産の実現へ向け、研究開発や非臨床試験等を加速させる。3月29日に8万8000株を約5.98億円で引き受ける。引き受け後の免疫生物研究所の所有株数は10万9000株(議決権所有割合は23.79%)となり、CUREDの筆頭株主となる。

がん治療薬の開発加速 日本発の新免疫療法「がんワクチン」臨床進む(2019/03/04 日経)

東京大学医科学研究所付属病院で進める独自開発のがんワクチン「エーベック(aAVC)」の治験に手応えを感じている。

エーベックはがん細胞を殺す免疫細胞を増強するように他人の細胞を遺伝子改変したものだ。急性骨髄性白血病の患者に投与するエーベックは、白血病患者のがん細胞に多くみられる「WT1」というたんぱく質(抗原)を目印に攻撃する免疫細胞の部隊を増強する。19年内に9人の患者への投与を終え、安全性が確認されれば、有効性試験に移る。

がん薬物療法「いい病院」の指標は? 医師が教える“確認すべきこと”(2019/03/02 AERA)

愛知県がんセンター中央病院薬物療法部部長の安藤正志医師は、「治験数がいい病院の指標になる」としたうえで、こう言う。

「治験には薬の投与方法や投与量を薬の効果や副作用を見ながら決定する第I相(段階)、対象とするがんに絞って有効性と安全性をみる第II相、新しい薬の治療と標準治療を比較し、効果と安全性を検討する第III相があります。第III相はより多くの患者さんに参加していただく必要があり、この治験数が多い病院は、それだけ多くの患者さんを診察していることを示唆しています」

座ってのテレビ視聴、長時間で大腸がんに!?(2019/03/02 ヨミドクター)

医学誌JNCIに発表された報告によると、座ってのテレビ視聴時間が1週間あたり7時間を超えると、若年性大腸がんの発症リスクが増加することが分かったという。テレビの視聴時間が1週間当たり7.1~14時間の人は、7時間以下の人と比べ若年性大腸がんを発症するリスクが12%上昇、14時間以上の人では7時間以下の人と比べ69%も上昇していた。これは、BMI(体格指数)や身体活動、家族の大腸がん発症歴とは関係が無かった。

【関連】Sedentary Behaviors, TV Viewing Time, and Risk of Young-Onset Colorectal Cancer (2019/01/25)

がん幹細胞の自殺を抑えるたんぱく質の機能解明 佐賀(2019/03/02 西日本新聞)

佐賀県医療センター好生館ライフサイエンス研究所(佐賀市)などは、がん細胞の中でも特に悪性度が高い「がん幹細胞」の目印となるたんぱく質に、がん幹細胞の状態を維持する機能があることが分かったと発表した。

発表によると、大腸がん、肝細胞がんなどのがん幹細胞に特異的に含まれる「CD133」というタンパク質に着目。CD133を多く含む培養細胞を調べたところ、細胞が増殖しにくい環境になると、表面の細胞膜にあるCD133が細胞内に取り込まれ、オートファジー(自食作用)が始まるのを阻害していることが分かった。

入院は数日… 最強がん治療「CAR-T細胞療法」、実用化間近(2019/03/01 @nifty)

安く、短時間で、苦痛も少なくがんを治せる──そんな時代がすぐそこまできているのか。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は2月20日、キメラ抗原受容体発現T細胞療法(通称、CAR-T細胞療法)を使った薬の製造販売を了承した。

「患者のT細胞にがんに反応する“アンテナ”の仕組みを加えた『CAR-T細胞』を作ります。それを培養して患者の体内に戻し、がん細胞と戦わせるという治療法です」


【募集】がんと戦う医師、がんサバイバーを取材します!取材記者も募集中!

がん治療に取り組む医師、がんから社会復帰できた「がんサバイバー」の方を取材しています。自薦、他薦を問いませんので、是非、ご紹介ください。また、医療知識のある取材記者も募集しています。


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